考える足

パリでアレクサンダーテクニークを教えています。日々少しづつ学んでます。

緊張感とうまく付き合う

引き続き「緊張」のお話です。

 

適度な緊張感ってとっても大事です。

実はアレクサンダーテクニークで使わない言葉がけが「リラックス」なんです。

 

何をもって「リラックス」というのかという問題があるのですが。緊張感の全くないグニャグニャというかもう眠っているかもしかすると死んじゃってるような状態じゃ何にもできないということです。

 

生きてる限りどこかに何らかの力が入っているわけで、「適度な緊張感」っていうのがとっても大切なのですが、これが結構曲者なのです。

 

ちょっとした身体的、心理的ストレスがかかった時に、多分私も含めてほとんどの人が必要のないところを緊張させて、力が入るべきところから力が抜けてしまい、きちんと対処できなくなってしまったりするわけです。これが「緊張して思うように動けない」状態です。

 

人それぞれ反応は違うのだけれども、少しずつ自分のストレス反応を変えていく練習をアレクサンダーのレッスンでは学んでいけるのです。